そんなことしてる場合ではなかった
まーん
主婦
娘はまだ歩くことができません
私は歩けるし、靴も履けます
娘はまだスプーンが上手くつかえません
私はスプーンもお箸もつかえます
娘は一人でねんねができません
私はいつでもどこでも寝れる気がします
誰か褒めてくれてもいいのに…
主婦は褒めてほしいんですよ
ほら、おしゃべりもできますよ
ツバメ
こうづの電線には
よおけ ツバメがとまってる
みんなで 琵琶湖のほう向いて
喋ってはる
おじちゃんが、教えてくれた
ここらのツバメは
こうづ弁なんやぞって
家にツバメの巣があって、観察するのが
とても楽しかったです
旦那に「結婚してよかったわ。ツバメがしょっちゅう見れる。」と喜んでいたら「結婚して良かったこと、それが一番なんか。」と呟いてました。
お浄土2
おっちゃんが言うんよ
わしゃあな
お浄土に行ったときに心配なことがあるんよ
今まで亡くなった人がみなおるやろ
そりゃあ すごい人の数やで
会いたい人にちゃんと会えるか
心配なんよ
お浄土はもしかして
すごく賑わっているところなのかも
まねっこ
寝かしつけ
娘を寝かしつけておりました
私も目を閉じて子守唄を歌います
娘はしばらくすると
遊ぶのをやめて
私の声だけになりました
それから池の水の音だけ聞きました
可愛い寝顔を見ようと
そうっと目をあけると
娘の大きな目が私を見ておりました
観察されているのは私のほうでした
このあと娘は私が起きていることがわかると
めちゃくちゃ泣いて甘えてました
こんな冷静に親を観察してるのかと笑えました
大人の女性
私の犬
わがまま
おもちゃに手が届かないと 怒って泣きます
ほっとかれると 寂しくて呼びます
おっぱいが欲しくなると 指をちゅっちゅします
きげんよく遊んでいると かまってほしくてちょっかいかけにいきます
一人で寝てしまうと いっしょに寝たくて泣いてほしくなります
おっぱいもういらないってされると まだ飲んでほしくてもう一度おすすめしてみます
ほんとに私は わがままですね
忙しい時は
一人で遊んでほしいし
一人で寝てほしいし
余裕のある時は
一緒に遊んでほしいし
一緒に寝たいし
わがままなのは母親の私のほうなのです。
雪
ゆきかきをする
だれか とおるかなと おもって
みちを つくる
つぎのひ
みちにそって まっしろなゆきのうえに
だれかのあしあとが ついていた
おお ゆきがスキなひとが
いるんやなあ
あたらしい雪の上をあるくのって
たのしいですよね
道をつくるなんて面白くないことを
してしまいました
しか
ゆきのうえに
しかのあしあと
どこから きてるのかなと
たどってみる
うえの おてらに つづくあしあと
おてらの はしごしてはるわ
このしか
足跡をたどっていくときは
とってもわくわくします
あしあとはトイレのところで途絶えており
帰りも同じ道をとおっていったようです
トイレを借りにきたのでしょうきっと
おおごえんさん
娘とさんぽしてたら
おばあちゃんが
ああ かわいい子
おおごえんさんにも見てほしかった
と話してくれました
おばあちゃん
会えなかったけどね
おおごえんさんの へこ帯を
娘の抱っこひもとして使ってるん
娘とおおごえんさん
こうして繋がってるねん
会ったことないから分からへんのやけど
喜んでくれてるといいなあ
おばあちゃんはいつもにこにこ可愛いです