とのさまかえる

とのさまがえるが

メダカの鉢が気に入ったようで

その近辺にずっと住んでいます

近づくと鉢の中に潜ったり

草むらにとんだりして隠れます

隠れてしまうと

もう私には見つけられません

でもここは本堂の前ですから

あみださんにはすぐに見つかりますよ





めだかが食べられるかと心配しましたが、共生するようです



顔にみえる

かねつきの台から
お寺を見ると
屋根のまたぎという瓦が目に見えて
唐戸が口で
本堂が大きく口を 開けているように
見えてきます
吸い込むように
入っておいでと
呼んでいるようにみえてくるのです










天井の木目が なにかの形に 見えてきたりすることありますよね
この現象に名前はあるのでしょうか

娘はお寺の紋が 顔に見えるらしく
これ誰?と聞いてきます

こおろぎ

帰ってきて 家の中に入ると

なぜか こおろぎの声がします

今年は こおろぎが 多かったのでしょうか

家の中に たくさん 入ってきます

多数決でいえば

このお寺の住人は

こおろぎでしょう

お寺に住まわせていただいている

私たちです







逃しても 逃しても 家の中に 入ってきます

よほど お寺の 居心地が いいのでしょうか

うしろ

あるとき むすめが
左を向いて くるっとからだを
いっしゅうさせて いいました
「うしろってどこやっけ?」

うしろはここやで というと
むすめは振り向きます
振り向くと後ろでなくなります

うーん なんだか 哲学的










子どもの質問って面白いですね

たぬき

いぜん たぬきを 中庭でみた

こっそり住んでいたのだろう

それから いちども みていない

もうお寺には住んでないかもしれない

すっかり忘れたころ

おばあちゃんが  

たぬきの糞の山をみつけて 困っていた

たぬきもトイレはこっそりするらしい

わたしは こつそり 嬉しかった









また たぬきに 会いたいなぁ

ごほうび

暑くて忙しかった一日
夕方に走って 6時の鐘をつきにいく
お風呂上がりの髪を 乾かしてくれる
ごほうびのような 涼しい風
鐘の音が
よく頑張っているねと
褒めてくれているような気がした






だいぶん久しぶりの投稿です
2人育児はほんとに、忙しいです
お風呂あがりも、汗だくです。

ながぐつ

 雪が降りました

あたり一面雪景色で娘は喜びます

夕方の鐘を一緒にならしにいくと

そこから、親鸞聖人のお像が見えました

親鸞聖人にも雪がつもっています

娘は「ながぐつはいてるね」といいました

長靴をはいた親鸞聖人を想像すると

急に親戚のおじさんのように

見えて来ました







親鸞聖人の時代には、長靴なんてなかったでしょうから、足、寒かっただろうなぁ〜





怒られた

 お風呂上がり

娘が遊び出して

なかなかハミガキをしません

絵を描いては

クレヨンを出したり入れたり

私はだんだんイライラしてきて

もぉ!ハミガキするで!と怒ると

いま、片付けてるの!と

私の方が怒られました

娘には娘のペースがあるのでしょう







いつもは片付けなんてしないので

すぐに部屋が散らかります


こっそり

 私の見ていない隙に娘が

こっそり壁に落書きをします

こっそりお砂糖を出して食べます

こっそりハンドクリームを出しまくります

そして私は

こっそり娘の使わなくなったおもちゃを

捨てるのです





折り紙やお絵描きの紙ってたまりますよね。ゴミ箱に捨ててあるのが見つかると怒られます。

肩こり

 お母さんは肩がこるのです

赤ちゃんにおっぱいをあげると

肩が凝ります

お皿洗いをすると

肩が凝ります

寒い日にも外遊びに行くので

凍えて肩が凝ります

私の肩は、良く頑張っている肩だなと思います





寝る時も娘、息子とひっついて寝るので、身動きできなくて体がバキバキになります。自由に寝返りしたい。

足が痛かった日

いつもお参りするとき

私は娘にききます

「今日は なんなんちゃん にこにこやった?」

大抵 「にこにこしてる」 といいます

その日は娘がコケて足に怪我をしました

いつものように

「今日は なんなんちゃん にこにこやった?」

ときくと

「なんなんちゃんも足痛いって」 と答えました

あみださまは 娘とともに

すごしてくれていたのでした

ありがとうございます



最近はなんなんちゃん言ってと言うと、省略して、「ちゃん!」だけ言います。