子どもは正直

家族三人で羊とヤギを見に行きました
娘は動物には全く目もくれず
葉っぱや石に夢中で 正直です
そして大きな石の上に乗ってダンスを始めます
そして父と母も踊るように指示されます
三人で歌って踊っていたところ
視線を感じ 振り返ると
四人家族のご両親が
さっと顔をそむけました
そして子どもたちだけが私たちをじーっと見て
「…何してるん」とぼそっとつぶやいてました
子どもは正直です







人がすごく少なかったので 気にしていなかったら
かなり見られていました。

けっこんゆびわ

 けっこんゆびわ



ある日、気が付くと

私の左手の薬指に指輪がありませんでした

そういえば

指輪を最近触った記憶がない

おそらく数か月は触っていない

外した記憶やここまで持っていたという記憶があれば

焦るのだけれど

なくしたのはおそらくかなり前

見つけるのは まあ無理でしょう

いつかまたお目にかかりたいものです





旦那に報告すると「うそやん。」と笑ってました。

なくしたことで私の心に焦りも後悔もなければ

夫婦の関係になんの変化もないのでした

一番強い欲

 一番強い欲



娘が号泣していたのが

かわいかったので

ビデオにおさめようとしたところ

娘はすぐに取られていることに気づき

涙をぬぐい

前髪を整え始めました

一歳児もうつりぐあい気にするんですね






以前旦那から、一番強い欲は、人からどう見られているか

という欲なんやと教えてもらったことを思い出しました。

マスク

 マスク


マスクなんてものは嫌いや

ねぇ マスクとって

あれ またつけてる マスクとって

何回言ったらわかるん マスクとって

もおダメです 取り上げます

という感じで

私のマスクは娘のポケットに

しまわれました






私も人の目が気になるんです

マスクつけさせてもらえませんか

ごめんなさい

ごめんなさい

娘がジュースをこぼしました
「こら、こぼれちゃったやん。もう!」
と強く怒ってしまします
娘はしばらくしてから
雑巾を持つ私の所へ来て
「ごめんなちゃい。」と小さく言いました
この瞬間
私は一歳児に人間的に追い越されたなあと思いました
それからしばらくして
娘の所へ行き
「私もごめんね」と小さく言いました




旦那にこの話をしたところ「うわ、俺、なんか負けたわ。」と私と同じような感想を抱いていました。