おさんぽ

おさんぽしてたら

きこえてきた

お経をあげるお鈴の音

阿弥陀さんは

お寺だけにいはるんじゃ

ないんやなぁ






お散歩してよかったです


なかなか寝れない

 寝る前に

ハミガキをしなくちゃ

あぁ忘れちゃいけない

寝る前のおトイレ

さぁ遊ぶのはお終いにして2階に上がって

階段でクイズに答えないと上がれない

どうしてお布団でおままごとできるの?

寝転がって絵本は一冊

やっぱりもう一冊

あれもしかしてウンチでてるやん

そういえば目薬ささなあかんのやった

電気消すよ、やっと真っ暗

と思ったら

今度は2歳の息子のマシンガントークショー

母と娘は笑ってしまって

なかなか寝れません







トークショーの内容の一部はこうでした。


「ひこうきがきました。

がおーといいました。

あれ、どうしたの?とティラノサウルスがききました。

かなんなぁとドーナツ屋さんがいいました。」

毎晩10分ほど1人でずっと喋っています。


少しおそい

 いつも少しおそい

お鍋の火を止めるのが

いつも少し遅い

牛乳がこぼれそうになるのを止めるのが

いつも少し遅い

大事なハンカチを切られているのに気づくのが

少し遅かった

今日が幸せな一日だと気づくのが

いつも少し遅い




子どもたちが寝顔をみて、怒っちゃったなぁとか、上手くできなかったなぁとか反省します。


ティラノサウルス

むすめが

きょうりゅうにはまりました

ある日むすめはきづいたのです

「ティラノって

じゃんけんぽん名人やん!!」

ティラノは

ゆびが2ほんしかないのです








いや、逆に弱いんじゃない?と思った母でした


ゆうやけ

なつの夕暮れどき

本堂のえんねで

あかくなったそらを

むすめとむすこと3にんで

ながめます

怒ってもイライラしても

全部ふきとばして

いい1日だったと

思わせてくれる空でした








娘は夕焼けがだいすきです

きょうりゅうじだい

 きょうりゅうにはまると

きょうりゅうのことばかり

あたまにおもいうがぶ

あみださんのはなしをきけば

きょうりゅうじだいから

あみださんはいたんだろうかと

かんがえてしまう








旦那に聞いたら

きょうりゅうの時代なら

きょうりゅうの姿のあみださんやったぞきっと

といいました

え?!獣脚類?!それとも雷竜のすがた?!

と考えてしまう私です。

おまつりのまえに


まいにちの朝夕のおまいりは

いやだいやだ

そっぽを向いて

おしゃべりだってする

そんなむすめが

あるおまつりの日に

「おまつりのまえに なんなんちゃんしよっか」

といいました

おどろいたのなんの

感動したのなんの

おまつりのまえに

にこにこがおになる母でした








おまつりで

汗をかきながら食べる

焼き鳥は最高です




おとしごろ

1さいのむすこは 

いやいやわがままなお年ごろ

4さいになるむすめは

お姉さんぶるお年ごろ

30すぎのわたしは

おはだを気にするお年ごろ

30後半のだんなは

まくらのにおいを気にするお年ごろ

80のおばあちゃんたちは

お寺に参りたくなるお年ごろ









参ってくれたおばあちゃんが

お年ごろやから、と

ふふっと笑って

いいなぁと思ったのです


かんぱい

 1さいの息子は かんぱい にハマっている

コップでだけじゃない

おわんでも おはしでも

おもちゃでも えほんでも

なんでも かんぱい

お参りのときに言いました

お念珠で かんぱい







かんぱい 

あなたと私の

仏さまの前に座らせてもらっているご縁に

まいにち2かい

なまんだぶ

なまんだぶ

まいにち2かいおきょうをよむのは

向こう側にいるおじいさんと

いつか向こうにいく私のため

なまんだぶ

なまんだぶ

まいにち2かい

いつも一緒にいるようなきもち












あるおばあちゃんの話です

誰かのためのお経って

なんだか素敵ですね


ちゃんと言ってました

向こうから1さいのむすこの

ぎゅうにゅう という声がします

牛乳のおかわり欲しいんやね あと1枚お皿洗ったらいくね

と私はちゃんと言いました

するとまたすぐに  まま ぎゅうにゅう

牛乳ほしいんやね すぐ行くよ!もう手をふいたからね

と私はちゃんと言いました

言葉通りにすぐにいくと

なんと牛乳が盛大にこぼれていたのです

むすこは ぎゅうにゅうこぼれたよ

とちゃんと言っていたのでした







牛乳は大量に溢れていましたが、奇跡的に机の上の資料には届いておらず、畳にもほとんど落ちておらず、ほぼ無傷でした。嬉しかったです。


かめむし3

今年はこれでもかというほど
かめむしが多いです
ぱっと見るだけでも
本堂の電気に10ぴきほど
障子に10ぴきほど
一体何匹が参りにこられているのか
あるおじちゃんはこういったそうです
カメムシも裃(かみしも)つけて参っとるんやから
そっとしときと
もちろんそっとしておくことは出来ませんでした








甲津のかめむしは裃のような形をしています

結婚して一番辛かったのは
かめむしがいること というほどカメムシが苦手な私です
しかし慣れとはすごいもので
毎日見ていたら
自分でガムテープで捕まえることができるようにまでなりました

首脳会談

甲津のおばあちゃんたちが
あつまって
おしゃべりをする
甲津のことはみな
なんでも知っている
この集まりを
おじちゃんたたちは
首脳会談とよぶ












おばあちゃんたちが集まって座ってる姿は可愛いです

しあわせ

 しあわせだなぁと思うのは

3さいの娘がめずらしく

1歳の息子に優しくして 一緒に遊んでいるとき

それから その2人にハグされるとき

それからそれから

子どもが寝てるあいだに 用事が済ませられたとき

それからそれからそれから

子どもに見つからずに

こっそりお菓子を食べれたとき






なんだか語呂がしっくりこないので旦那は出しませんでしたが

旦那と子どもの可愛かった動画を一緒に見たり 話したりするときもしあわせです

お供えもの

 うちのお寺の本堂には

綺麗な木とお花が供えられてある

生けるのは門徒さんと

うちのおばあちゃんと私も少しさせてもらう

でも、その前におじちゃんが

木を切って、花を切ってきてくれる

そのもっと前に畑で花を育ててくれてる

そのもっともっと前には土づくりをしてくれてる

あぁ供えられてたのは花だけじゃなかったなぁ








おじちゃんのお家の春の庭はとっても綺麗で、勝手に散歩して遊ばせてもらっています

バレンタイン

近所のおばあちゃんが

チョコレートをくれた

亡くなったおじいちゃんにと

お仏壇にそなえた

お下がりなのよと

おじいちゃんきっと

おいしいなぁ あまいなぁと

よろこんではるやろなぁ






ことしは娘3歳と息子1歳とともに

簡単クッキー作りに

挑戦しました

パパにあげるより先に

味見で盛り上がりました